カンボジアのコーヒー屋さんはこの8年でだいぶと変わった。
来た当初は業務用のコーヒーマシン使って、ラテやエスプレッソ淹れてくれるところは大手のカフェチェーンか欧米系の起業家のところくらいだった。
街中でも、一般の人のコーヒーはベトナム式のコーヒーだった。
しかし、年々、コーヒーマシンが普及し、街の通りのコーヒー屋さんも9割がたマシンを使っている。
しかし、私はコーヒーマシンがあるかどうかはコーヒーの味にとっては2の次、3の次くらいの問題だろうと思う。
現に毎日コーヒー飲んでる私の経験上だが、8割のコーヒー屋さんはおいしくない。
1割がそこそこ。1部、企業のやってるコーヒー屋さんと私のパパ友のコーヒー屋さんはおいしい^^
なぜか。
8割のコーヒー屋さんは知識がない。
コーヒー豆の管理方法を知らない。
多分、マシンの営業さんに言われた通りか、知り合いのコーヒー屋さんに教えてもらうのだろう。うちの親戚もコーヒー屋さんを始めたがおいしくない。
こちらの人はコンデンスミルクの甘いコーヒーを飲むのでそれでいいらしい。
というかその8割が普通なので、コーヒーとはそういうものという考えだろう。
私もパパ友と仲良くなるまではそこまで気にしてなかった(笑)
1割のそこそこは立地や、作りで割とお客さんが入るので、豆が回転していたり、自分なりに勉強していたりする。 そういうところはオープンなローカルっぽいがしっかりやっている。 下手なお店のコーヒーと仕入れ元は同じだろうが、値段がローカル値段な分、私はそちらを選ぶことが多い。だいたい$1-$2。
お店は$2からが普通。
1部、大手の企業のカフェチェーンはさすがである。
コーヒー豆の選定から教育までしっかりしているので、ローカルの倍以上でもその価値がある。
私のパパ友のお店は彼自身でコーヒー豆選定して、ロースト、管理し、自分でハンドドリップで入れる。
徹底した管理である。
そらおいしいがな。
だからローカルの4倍の値段でも私は行く。
彼を応援したいからだ。
しかし、その辺の豆についての選定、管理の重要性を多くの人がわかっていない。
それはさておき、ちゃんとやってておいしいカフェかそうでないかの基準は最近、見極め方が分かった気がする。
スタッフを見ればいい。
カンボジア人だろうがどの人種だろうか、どこの国だろうが、自分の仕事にプライドを持っている人はいきいきと働いてる。
逆にただやらされてるだけの人はその雰囲気が見ててわかる。
これは企業の考え方、マネジメントをどうしてるか、どういう理念で動いているかという部分によると思う。
スタッフさんがいきいき働いてるところはコーヒーもちゃんとおいしい。
そうでないところはコーヒーもそこそこだ。
うちがお客さんに選んでもらえてる理由はそこにもあるように思う。
現場でがんばってくれるみんなのおかげ。
今日も感謝。