カンボジアで小さな食堂を家族で経営するアラフォー社長のリバ剣日記

カンボジアで小さな食堂をカンボジア人の妻と3歳の息子に支えられて経営しています。

広告使わない理由。 うちのお客さんにリーチしたいのです。

基本的に広告は使わない。

来てもらったお客さんがお客さんを連れてきてくれないのであればそれはそのお店に友達、家族を連れていくに値しないということを意味すると考えているからだ。(あくまでうちみたいな普段使いの業態の場合)

自分も広告じゃなくて、ご縁の範囲でお店選ぶし。

それと、重要なことはうちのことを知らないお客さんが口コミサイトとか広告とか見て、勝手に他と比較して、あーだこーだと決めつけてくる人が一定数いるからだ。

別にそれが悪いとは思わないけど、うちみたいな小規模で変な個人店向きではないと思う。 うちに来たことある人であーだこーだ言うてくれるのはいいのである。

できる範囲で対処します。できないことはできないと言いますし。

そう。

昨日、ちょっと距離は問題ないけど、道路の渋滞がひどい地区から注文を受けた。

どないかできる範囲だったので、行くことにした。(断るかどうかはどないかなるかどうかです)

配達した。

その後、クレームのボイスメッセージが入った。

クメール語はあんまりわかんないだが、いくらか単語が聞こえた。

多分、ナイロン袋がなかったことだ。

うちは必要ないものは必要ないと割り切っている。

プラスティックの問題というより、不要なゴミを減らしたいという思いだ。

うちのお客さんはそういううちの取り組みを理解してくれる方ばかりなので、むしろ喜んでくれたり、受け取りの際に自分でエコバックを持参してくれたりする。

理解できないという人は去っていく。

それでいい。

100%の満足などない。

店では一応、いるのかどうか聞いている。

回答は半々くらいだろう。

ちなみにたしかに配達に行って、プラスティックバック、もしくは紙袋を使っていないところは少ないと思う。

しかし、考えてみてほしい。

店に取りに来てるわけではない。

自宅まで配達しているのだ。

なぜ、袋がいるのか。

裸ではない。

容器に入れている。ピッツァ箱の上にパスタの容器(これもコンポスタブルなもの)

ソースカップとかまではさすがに全部は無理だけど、極力、不必要にものを増やさないようにしている。

なんなら、ソースのボトルもっていってお客さんにお皿をもってきてほしいくらいだ。

しかし、最近、どうやらTiktokFacebookで知らぬ間に紹介されたらしい。

クメール語で。

多分、それ見て、注文してくれた、一見さんと思われる。

彼女の言い分はこーだ。

プラスティックバッグに入れられてないなんて初めて見たわ。

なんて対応の悪いお店なんですか。

らしい。

私は逆に配達料がたったの1000リエル(30円くらい)で価格も良心的なお店は初めてだ。

まぁ、それはさておき、必要やったら事前に言ってくれれば用意するよ。

うちは基本的にプラスティックバッグを使いたくないからそれが普通です

と伝えて、それで終了である。

返信なし。

それでいい。

うち以外にもお店はたくさんある。

うちがいいと思ってくれる人に届けられればいい。

逆にお客さんが増えすぎて、届けたい人に届けられないとか、迷惑かけるようなことがあれば本末転倒ではないか。

うちのお客さんにリーチできるようにしたい。

全部はできない。

周りと一緒である必要はない。

うちのお店では基本、ストローもつけない。

必要があれば竹ストローか使い捨て、ペーパーストロー、サトウキビから作ったストローの3種類を用意している。

家でジュース飲むのに、ストローは使わない。

お酒飲むときもストローは使わない。

だったらお店で必要あるか?と問われればないと思う。

こういうのが通じなくなるのが、広告とか使って全ての人に届けたいと分に合わないことすると、やはり無理が出る。

結果的に何をしたいのかわからなくなる。

届けたい人に届くように努力する。

それでえーと思う。

全ての人に届ける商売は大手に任せるのが筋だと思う。

うちのお客さんに喜んでもらえるように日々、精進していきたい。

今日も感謝。