カンボジアで小さな食堂を家族で経営するアラフォー社長のリバ剣日記

カンボジアで小さな食堂をカンボジア人の妻と3歳の息子に支えられて経営しています。

カンボジアで経営していて大切にしていること。 (メモ書きです)

カンボジアのような貧富の差が激しい発展途上国で経営していて、私が大切にしていること。

1,ちゃんと生活できるお給料になっているか。

カンボジア最低賃金は月に日本円で2万円/月くらい。

ぎりぎり、食べてはいけるだろう。

しかし、それで家族は養えない。

貯金もできない。

遊びにも行けない。

それで誰ががんばれるのか。

だからフルタイムで働いてくれる人には普通に頑張ればその1.5倍。 できることを増やしていけばきちんと昇給し、1年たったころには普通に頑張ればその2倍の月給になるようにしている。

役職がつけば当然、もっと上がるし、利益が出れば分配する。

普通にがんばれば報われるようにしている。

2,最終責任は私。現場に入らないが現場は見ている。

何があっても最終責任は私にある。

現場がミスした場合、その仕事を与えているのも私。 

仕組みを作っているのも私。

私がオーナーでボスなのだから私が最終責任者である。

だから普通にがんばってくれてる分には仕組みの問題なので怒ることはしない。

仕組みの改善に取り組む。

しかし、決めたことをやらないとか、ヒューマンエラーの類であれば雷を落とすことはある。

が、それも、私の問題である。

そういうことが起こる状況を作った、または放置したということである。

人が足りなくて無理させた結果かもしれない。

だから、現場には入らないが現場の状況は見ている。

3,無理な勤務体制にはしない。普通に有給がとれるように。

私は残業しないといけない勤務体制は作らないようにしている。

疲れてしまって効率が悪いからだ。

結局、ミスにつながる。

また、有給は月に2回。

有給は使わな変えれば私が買い取るシステムにしている。

頑張れば給料に還元される仕組みだ。

しかし、それでもみな休む。

よくカンボジア人が嘘をついて休むということ聞くが嘘をつく場合もあるがそれでもいいと思う。 しかし、だいたいが本当に体調不良だと思う。

実際、一般の人は冷蔵庫も洗濯機も持っていない。(経済的理由や、一人暮らしで部屋に場所がないなど、)衛生環境が整えることは難しいし、知識も乏しい。

普通にはお腹壊すのである。

もちろん生理もある。

結婚式やお葬式もある。

休む権利を保障するという当たり前の権利を行使できるような体制にしたい。

しかし、チームに迷惑がかからないようにしようねという話しもする。

そのための勤務変更だと。

4,公共する大切なところを大事にする。

うちでしか通用しないようなルールはあまり、作らない。

大事だなと思い、現場のみんなに話すことはどこに行っても大事になる話し。

夫婦も2人のチームだし。

組織の問題の大部分は人間関係にまつわる。

チームでのあり方、ふるまいを学んでほしいと願う。

そのため、そういう意味で教育は自分の学びにもなるので、ともに学ぶというスタンスで気づきを共有し、大事にしていこうと話す。

他はシステムの問題なので、それを整えるのは私の仕事。

 

他にも大事にしてることはあるんですが、普通にがんばったら報われる。 また、うちを卒業しても頑張れる人になってほしいなと願います。

なので、特に辞めたいという人がいても引き留めない。

がんばってねというスタンスである。

環境を変えてみた方がうまく行く場合もあるし、その人がもっと輝ける場があれば、そこに転職した方がいいと思っているからだ。

長く勤めてくれるのもうれしいが、成長して、ステップアップしてくれればなおうれしい。

もちろん、うちでもステップアップしていけるように私もこれからもがんばっていきたい。

今日も感謝