カンボジアで小さな食堂を家族で経営するアラフォー社長のリバ剣日記

カンボジアで小さな食堂をカンボジア人の妻と3歳の息子に支えられて経営しています。

カンボジアで初めての剣道大会を企画、開催。無事に閉幕。自分の試合内容の総評。自然体ってむずかし。

3月3日にカンボジアで初めての剣道の大会を開催した。

その名も1st Cambodia Kendo Tournament。

無事に閉幕できたことはもちろん、みんな楽しそうにまた一生懸命取り組んでくれたことがうれしかった。

カンボジアには剣道部はPhnom Penh Kendo Clubしかないので、まぁ、部内大会のようになるのだが、きちんと大会にし、企画した。

ちなみにこれは私も運営委員として参加し、私はちょこちょこ関わってるが、運営委員のあとの2人のメンバーが9割やってくれているので、私の功績ではない。

なにはともあれ、このフォーマットを元に、毎年、続けていきたい。

続けていきながら剣道の輪が少しずつ広がればいいなと願う。

さて、大会運営とは別に私も選手として参加。

まず、よかった点。

1,確実に高校生のときより、目的意識を持って試合に臨めた。

2,元、強豪校出身のメンバーから1本取れたこと。

3,決勝には進めなかったが3試合中、2本勝ちが1回あった。(1勝、1敗、1分け)

4,ベトナムの反省を活かして足をはじめから動かしていくことにより、緊張している中でも動けた。

5,練習していた小手返し面が通用した。

 

反省点

1,足が開きすぎ。

2,思い切った技が出せなかった。(守備的な意識が強かった)

3,負けた試合は考えすぎてしまった。このとき、相手に打たれた出小手は完全に誘いに乗ってしまった。やりようはあったと思う。 

4,技を出しきれない、また、出させてもらえなかった。これは相手を崩せていないことを意味すると思う。そして、技の練度が低いから技がミスショットする、打ち切れてないというパターンもあった。

5,自然体には程遠い。

総合的な自分の試合への感想は自然体には程遠い。

しかし、学生のときやこれまでと比べて目的意識を持って試合に臨めているので、こうやって分析ができる。

試合をやる意義はこういうところにあると思う。

普段の稽古では感じることができない緊張感、あがり、不安感、恐怖など。

思い通りに身体が動かないことを思い知るのは試合でしか味わえない。

この振り返りをする、またそれを元に稽古に臨む。稽古への姿勢が変わる。

これは普段の生活においてもビジネスにおいても他のスポーツだとしても共通することだと思う。

剣道が一番違うのは生涯続けられることだ。

歳を重ねると力や速さには頼れない。

しかし、逆にいうと、そこに頼らずとも相手と戦うことができる。

それが理を学ぶということだと思う。 

現代において剣道は長く、深くできる稀有な競技であり、武道だ。

と思う。

剣道に出会えてよかったと思う。

また稽古に励みたい。

打って反省、打たれて感謝。