カンボジアで小さな食堂を家族で経営するアラフォー社長のリバ剣日記

カンボジアで小さな食堂をカンボジア人の妻と3歳の息子に支えられて経営しています。

うちの基本方針は地産地消。 妻の進言でも全部は聞けない。

割と妻の意見は参考にしてるし、おかげで助かっている部分は多々ある。

しかし、譲れない部分ももちろんある。

一つは塩である。

うちは基本方針として地産地消である。

できる範囲で。

極力、カンボジアで生産されているもの、カンボジアにお金が落ちるところから買うようにしている。

経営に支障のない範囲で。

数年前から、塩を変えた。

実はこちらで安価に販売されているローカルの塩(精製塩)は味がきつい。

日本で勤めていた時は、社長の以降で羊水塩というおいしいお塩を使っていた。

だから、余計にいつもなんか違うがあった。

途中でフランスから輸入されてる塩に変えた。

明らかにおいしくなった。(私の主観)

塩って大事。

そののち、値段はローカルの塩の倍はするカンポットの塩に変えた。

カンポットのお塩はちゃんと美味しかった。

ちゃんとカンポットに塩田と工場も見学に行った。

コスト的にもなんとかなるし、フェアトレードであれば当然の価格と思っていたので、価格としては問題ない。私としては。

しかし、その辺が妻やスタッフと私との考えの違いであろう。

カンボジアのものを使えるのであれば使いたい。

お金はカンボジア国内で回ってほしい。

いいものがその国にあれば輸送によるリスクもなくなる。

どうしても発展途上国ということもあって、生産設備や、生産する会社が未整備だったりするので、お互い、個人商店のやりとりとなると、意外に高くなったりする。

でも案外、それが普通ではないかと思う。

ここ数年で特に日本は安くていいものをっていう考えが当たり前になりすぎたのだ。

自分はいい収入を得たい。

でも取引相手には利益の出ない商売をさせるでは結局、世界はよくならない。(よーな気がする。)

長々、書いたが、そういう部分を踏まえて、最終的に判断を下すのが私の仕事であり、社長の仕事であると考える。

個人の小さいお店の経営なので、現場にもがっつり入ることも多いのが残念社長たるゆえんの一つである。

今日も感謝。